はじめに
ステーブルコイン「USDT」を提供するテザー社は、ビットコイン(BTC)を売却したのではないかとの疑惑を正式に否定しました。CEOのパオロ・アルドイノ氏は、同社はむしろビットコインや金、土地といった安全資産への投資を継続していると強調。今回の動きは売却ではなく、グループ傘下のビットコイントレジャリー企業「21キャピタル」への送金であることが明らかになりました。
概要
-
テザー社の監査データでBTC保有量が減少していたため、「売却したのではないか」との疑惑が浮上。
-
YouTuberのクリーブ・トンプソン氏が指摘し、SNSなどで拡散された。
-
しかし、ビットコイン企業JAN3のサムソン・モウCEOが「21キャピタルへの送金であり売却ではない」と反論。
-
実際には2025年第1四半期から第2四半期にかけて、テザー社のBTC保有量は10,424BTC増加していたと分析されている。
-
テザー社とビットフィネックスは21キャピタルの過半数株式を保有。
特徴
-
戦略的送金
19,800BTCを21キャピタルに移管。売却ではなくグループ内での資産戦略の一環。
-
ビットコイン・ファーストの方針
21キャピタルは投機よりも蓄積を重視し、長期的価値の構築を目指す。
-
多角的な投資
テザー社はBTCのほか、金や土地にも投資を継続。世界情勢の不安定さに備える。
-
外部出資者の存在
ソフトバンクグループも少数株主として参加し、グローバルな注目を集める。
注目ポイント
-
売却ではなく保有拡大:一時的な誤解とは裏腹に、テザー社はBTCを増やしていた。
-
21キャピタルの急成長:設立直後にもかかわらず、約43,500BTCを保有し世界3位の企業に。
-
テザー社の長期戦略:ビットコインを新しい金融システムの基盤と位置づけ、グループを通じた資産強化を進めている。
-
市場心理への影響:弱気ニュースを求める風潮に対抗し、BTC強気姿勢を鮮明化。