はじめに
イーサリアム(ETH)の価格が今後1万ドルを超える可能性がある──。カナダの投資会社EMJ Capital創設者Eric Jackson氏は、X(旧Twitter)でこうした強気予測を発表しました。特にステーキングETFの承認がETH価格上昇の“鍵”になると指摘し、需要と供給のバランスが劇的に変化する可能性を示唆。現実資産(RWA)市場の拡大やL2技術の発展も追い風になるとされ、ETHの将来に対する市場の注目が再び高まりつつあります。
【概要】
EMJ CapitalのEric Jackson氏は、イーサリアムの価格が今後1万ドル、さらに強気ケースでは1万5,000ドルまで上昇しうると予測。その根拠には、2025年までに米SECが「ステーキング型ETF」を承認する可能性があり、それによって機関投資家の資金流入が期待できる点を挙げています。
また、L2(レイヤー2)技術やRWA(現実資産)の成長により、ETHの手数料収益とバーン(焼却)が増加し、供給の引き締めにつながると分析。ETHは単なる“デジタルオイル”ではなく、機関投資に適した金融商品に進化するとの見解です。
【特徴】
Jackson氏が強調する特徴は「ETHが利回りを生む資産に変貌しつつある」点です。ステーキングETFが承認されれば、ステーキング報酬の分配により機関投資家の資金が入りやすくなり、さらにステーキングによって市場流通量が減少することが供給制限に作用します。
また、L2の発展やRWA市場の拡大によりETHのネットワーク需要が増加し、手数料の上昇と焼却による供給抑制効果が続くことも注目されています。これらの要素が複合的に働き、価格の上昇圧力を生む構造が形成されつつあるとされています。
【注目ポイント】
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ステーキングETFの承認予測(2025年10月頃)
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L2とRWA(Real World Asset)市場の拡大
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ETHの供給減要因:ステーキング増と手数料バーン
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ETHが“利回り資産”としての地位を確立しつつある
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eコマース用途が広がれば、極端に高い価格(150万ドル)もあり得る?
まとめ
Eric Jackson氏の予測は、イーサリアムが今後“インフラ的資産”から“金融商品”へと進化する未来を前提としたものです。ステーキングETFやRWA市場の拡大が、ETH価格の飛躍を後押しする可能性があるとされ、特に機関投資家の参入が価格変動に大きな影響を与える局面が近づいているかもしれません。
もちろん現状はデフレではなくインフレ状態にある点など、前提に注意は必要ですが、今後のETH動向はBTCとは異なる独自の成長ルートを描く可能性が見えてきました。