NEWS

ニュース

2025/8/31

米証券取引委員会に92本以上の仮想通貨ETF申請|ソラナとXRPが人気上位、ブラックロックが市場を席巻

はじめに

米証券取引委員会(SEC)には現在、少なくとも92本の仮想通貨関連上場投資商品(ETP)が承認待ちとなっていることが明らかになった。ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、ジェームス・セイファート氏の最新データによれば、この4か月間で20件の新規申請が追加され、申請数が大幅に増加している。

申請対象としてはソラナ(SOL)が8件、XRP(リップル)が7件と、両銘柄が最も人気の高い申請対象となっている。これらの動向は、ビットコインやイーサリアム以外のアルトコインに対する機関投資家の関心の高まりを示しており、仮想通貨ETF市場の多様化が進んでいることを象徴している。

【概要】

ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏によれば、4月21日時点でSECに保留中の仮想通貨関連ETFは72件であったが、現在は92件まで増加している。このうち3本はビットコインとイーサリアムへの投資エクスポージャーを提供するもので、残りは他のアルトコインを対象としている。

申請リストには21シェアーズやグレースケールといった大手資産運用会社も含まれており、特にイーサリアム・ステーキングETFの承認を目指している。SECは今月初めに一部のリキッドステーキング活動は規制対象外であることを明確にしており、この分野での承認に向けた環境整備が進んでいる。

グレースケールは5本の信託をETFに転換する計画を進めており、ライトコイン、ソラナ、ドージコイン、XRP、アバランチへのエクスポージャーを提供するファンドが含まれている。これらには3本の公開取引ファンドと2本の私募ファンドが含まれており、アルトコイン分野でのETF展開が本格化することが予想される。

【特徴】

  • 92本以上の仮想通貨ETF申請が承認待ち

  • ソラナ(8件)とXRP(7件)が最人気の申請対象

  • 4か月間で20件の新規申請が追加

  • グレースケールが5本の信託をETF転換予定

  • イーサリアム・ステーキングETFも申請対象に含まれる

【注目ポイント】

ノバディウス・ウェルス・マネジメントのネイト・ジェラシ氏は「これほど多くの仮想通貨ETFの申請を見てほしい。私が『ETFの洪水が間もなく解禁される』と表現したのはこのことだ」と述べている。この発言は、仮想通貨ETF市場における大きな転換点が近づいていることを示唆している。

ビットフィネックスのアナリストも「より多くの仮想通貨ETFが承認されない限り、アルトコイン市場に本格的な上昇は訪れない」と指摘しており、ETF承認がアルトコイン市場全体の成長における重要な触媒となる可能性を示している。

世界的資産運用会社のブラックロックは仮想通貨ETF分野を支配している状況が続いている。同社のビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)」は運用開始以来582億8000万ドルの純流入を記録し、現在ビットコインの総供給量の3%以上を保有している。イーサリアムファンド「ETHA」も131億2000万ドルの純流入を集めており、機関投資家の旺盛な需要を反映している。

まとめ

米SECに提出されている92本以上の仮想通貨ETF申請は、機関投資家による仮想通貨への関心が多様化していることを明確に示している。ソラナとXRPが申請数で上位を占めていることは、これらのアルトコインの将来性に対する市場の期待を反映している。

ブラックロックの圧倒的な成功により、他の資産運用会社も仮想通貨ETF市場への参入を加速させており、「ETFの洪水解禁」が現実のものとなりつつある。これらの承認が実現すれば、アルトコイン市場全体の成長とともに、仮想通貨の主流金融商品としての地位確立がさらに進むことが予想される。

今後のSECの承認動向が仮想通貨市場全体に与える影響は計り知れず、投資家にとって重要な注目ポイントとなっている。

参照:米証券取引委員会に92本以上の仮想通貨ETF申請 ソラナとXRPが人気上位