はじめに
東京で開催されたWeb3カンファレンス「WebX2025」にて、米大手ベンチャーキャピタルDragonflyのマネージング・パートナー、ハシーブ・クレシ氏が登壇。「10兆円の行方:VCが今、最も注目する投資先とは」をテーマに、日本の現状からブロックチェーン投資の哲学、さらにはAIと分散化の未来までを語りました。本記事では、同氏の投資観を「都市のメタファー」で解説した内容を中心に整理します。
概要
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日本は経済力があるにもかかわらず、規制や税制が原因で暗号資産分野で後れを取っている。
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ブロックチェーンは「都市」に例えられ、それぞれ独自の個性を持ちながら共存する必要がある。
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Dragonflyはボトムアップ型の投資を行い、短期的なトレンドではなく起業家と長期ビジョンを重視。
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レイヤー2は「都市の高層ビル」に例えられ、スケーリングの一形態として解説された。
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AIとブロックチェーンの交差点において、分散型AIが検閲耐性の面で今後重要性を増すと予測。
特徴
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都市の比喩
イーサリアム=東京(金融・文化の中心だがコスト高)
ソラナ=大阪(スピード感とミーム文化に強み)
各ブロックチェーンは「都市」のように独自の文化や産業を育てる。
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レイヤー2=高層ビル
人口密度を増やす都市拡張策としての高層ビルを、L2に重ね合わせて説明。
都市間交通のように、異なるL2間移動には課題がある。
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ボトムアップ投資戦略
トレンドに流されず、優れた起業家や革新性に着目。
トークン保有はケースバイケースで長期視点を重視。
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AIとの接点
規制強化が進むと、分散型AIが検閲耐性の観点から重要性を持つ。
現状は大手モデルに性能で劣るが、将来的に社会インフラの一部を担う可能性がある。
注目ポイント
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「ブロックチェーンは都市」という新しい視点からの投資哲学。
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日本の規制環境が起業家の流出を招いている現状への指摘。
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レイヤー2=高層ビルというわかりやすいメタファー。
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AI規制と分散型技術の関係性──近未来に訪れる「検閲リスク」への備え。
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Dragonflyの柔軟な投資姿勢──過去のモデルに固執せず、次世代の「新しい都市」への投資を続ける姿勢。