ビットコインが大きく揺れています。
11月21日、価格は一時8万6,155ドルまで下落し、
半年ぶりの安値圏に入りました。
投資家たちはリスク資産への姿勢を少し引き締め、
12月のFRBが本当に利下げに踏み切るのかどうか、
慎重に見極めようとしているようです。
きっかけになったのは、予想を大きく上回る米雇用統計でした。
景気が強いというサインが出たことで、
「利下げはまだ先になるかも」との空気が広がり、
市場全体が警戒に傾きました。
VIX指数も上昇し、米株も下落し、
エヌビディアなどAI関連株の反落も重なりました。
そしてもうひとつ、市場の心理に影響を与えたのが、
いわゆる“クジラ”の動きです。
2011年からビットコインを保有してきた
初期投資家のオーウェン・ガンデン氏が、
長年の保有分をすべて売却したと報じられています。
10月下旬以降の売却総額は13億ドルに達し、
相場に少し冷たい風を吹き込んだように感じます。
いまのビットコインは、
熱狂と冷静のあいだをそっと揺れ動いているように見えます。
金利や景気の指標に左右されやすい時期ではありますが、
そのぶん次の展開に向けたヒントも隠れていそうです。
“静かなときこそ、相場は次の表情をつくるもの”
そんな声も聞こえてきそうですね。